現存旧型道路標識写真集(2)

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速度制限(広島県山県郡戸河内町:住田力也さん提供,1999.8) 拡大

今度は昭和30年代タイプの速度制限標識を送っていただいた。 これも、指導標識のようです(401番)。 町の中心部のお好み焼き屋さんの外壁に貼ってあるとのことです。 ものすごい錆びてますが、記号としての意味は崩れずに残っている所が すばらしい。街中にも意外と旧標識は残っているのではないだろうか。

追記:これは、縁が青いので、昭和25年から昭和35年の間に使われたものです。 昭和35年から昭和38年までの速度制限標識は、デザインは同じでも、 縁が赤い。



警笛区間(茨城県水府村国道461号:こばやしのりひでさん提供, 1999.9) 拡大

これは、前出の「警笛鳴らせ」が進化したもので、昭和35年から昭和38年の 間使われていたものと思われる。(「警笛鳴らせ」は昭和25年から昭和38年まで。) 従って昭和33年の標識一覧にはないのだが、昭和35年の標識から成る トレインマークには載っています。このページに載っている画像は小さくて良くわからないのですが、 私の持っているトレインマークの実物を見ると "SECTION FOR SOUND OF HORN"と書いてあり、しかも、FORとOFは小さいフォントを 使っているので、同じものであることは間違いないでしょう。 ちなみに、現在の「警笛鳴らせ」と「警笛区間」は、この記号を踏襲しつつも、 本標識は共通で、補助標識だけで区別しているだけです。 昔のは、ちゃんとわざわざポジとネガを使ってきちんと区別しているのにね。



警笛鳴らせ(山梨県御坂峠旧道:清水哲郎さん提供, 1999.9)

警笛鳴らせの2例目。これもまた、こんがりトーストみたいに、いい按配に 錆びています。周りの植物達に解けこんでいますね。



重量制限(兵庫県神戸市灘区:泰中美彦さん提供, 1994.12)

もう既に撤去されたようです。 数字の下の山形デザインから、 昭和35年から昭和38年まで使われたタイプだと思われます。


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