義経寺と厩石(うまやいし)

正史では源義経は岩手県にある衣川で藤原泰衡に殺されたことになっているのですが、 あれだけ超人的に強い人がこんなにあっさり死ぬ筈がないという思いからか、その後、北海道まで逃げて アイヌの王に成ったとか、それに飽き足らずモンゴルに渡って、蒙古の王になった、それがジンギスカンであるとかの 伝説があります。義経-ジンギスカン説は日本のモンゴル支配を正当化する為の陰謀であると言う説もあり、 夢想的な伝説だと片付ける訳には行かない見たいですが。

モンゴルに義経の遺跡があるかどうかは知らないのですが、衣川から北海道まで、いろいろ伝説の地が あるようです。青森県津軽半島竜飛岬のある三厩村には、義経が北海道に渡ったとされる場所があり、 そこに義経寺と馬を繋げていたと言う巨大な厩石という岩があります。厩石には3つの穴があり、 そこを馬屋として使っていたとか。この伝説が村の名前の由来でしょう。


鞍馬山義経寺。ここは津軽半島。


「源義経渡道之地」の碑と厩石の穴の一つ。


道路沿いに立つ厩石の一部。

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北海道の義経・弁慶伝説については、こちらに解説あり。