とりわけ、この土偶を有名にしたのは、ある怪しい研究者がこれは宇宙人の姿であると言った事から でしょう。それ以来、少年向けUFO本などで、ナスカの地上絵に並ぶ宇宙人飛来証拠遺物の定番となりました。 未だに、怪しい超古代史本などの表紙によく登場します。 最近では、真贋論争のまっただ中の「東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)」等の東北王朝文献の中で アラハバキ神として登場します。
さて、いざ亀ヶ岡遺跡に言って見ると、小さな神社と昔遺跡があった事を示す看板があるだけで、 何にもありません。 ただの住宅地になっています。出土品のいくつかは、少し離れた所にある公民館の一室で展示されています。 でも、肝心の遮光器土偶はない。壁に遮光器土偶のでかい写真が張ってあり、文化庁に 召し上げられてしまったというような事が書いてあります。でもレプリカは青森市にあるとか。哀しい。 貴重な観光資源を中央にまたもや召し上げられてしまった地元の人びとの怨念が、「東日流外三郡誌」や 木造駅を作らせたのかも知れません。
今は、バス停標識だけでここが亀ヶ岡であることが分る。
縄文館にある哀しい写真。
それでも、遮光器土偶の仲間と思われる土偶が展示されている、首がないから、
遮光器をつけていたかどうかは分らないけど。
ここに「木造駅舎」が!